【Beaconマニア - EP9】Beaconは普及するのだろうか(前編)

こんばんは秋山です。ここ最近の記事は、主にBeaconとその他の技術の比較が中心でした。今回からのテーマとして、そもそもBeaconは普及するのだろうかということについて考えていきたいと思います。

いきなりですが、現時点でその答えを出すのは難しいと思います。2段落目にして記事が終了しそうな勢いですが、「まだわからない」というのが正直な僕の考えです。かねてから言うように、Beaconを活用したサービスはどんどん出てきています。ですがまだその対応アプリDL数やサービス継続率等の平均値を取得できるほどのサービス数や年数には及んでおらず、このあたりを基準に将来の見通しを立てるのは難しいと思います。

ですが、当然ながらこれでは記事になりませんので、当ブログはある2つの切り口からBeaconは普及するのだろうかということを考えていきたいと思います。

 

まず1つ目に確認するのは、スマートフォンの契約数の推移予測ですMM総研様「2013年度通期国内携帯電話端末出荷概況」より。これ自体はBeaconの普及率と直接関連づくものではないかもしれませんが、Beaconを用いたサービスにスマートフォンが不可欠であることを考慮すると、少なくとも普及の上限を知る指標にはなります。

 

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上記の表からわかるように、年々スマートフォン契約数はアップしていき、2018年には1億台を突破する見込みです。2018年の日本国内の人口は1億2,524万人と予測されており(国立社会保障・人口問題研究所様調べ)、この2つのデータの組み合わせ上は、2018年時点でのスマートフォンの普及率は82%と推定されます。

年代等にもよりますが、国民の82%が所有すると考えられるスマートフォン。企業が広告やサービス提供のツールとして、これを活用しない理由はないと思います。まだしばらくは、スマートフォンをライフスタイルの中心に据えるという流れは止まらないでしょう。

ただしこれはあくまでもスマートフォンの普及率の話であって、Beaconの普及率を示す指標ではありません。そこでもう1つ、あるデータを見てみたいと思うのですが、それは次回の記事で触れていきます。今回はスマートフォンが今後も契約数、普及率を増やしていく見込みであるということを確認しただけですが、ここらへんで終わりにしたいと思います。

 

ありがとうございました。