ECサイトの運用について
田口です。
今回はECサイトの運用について簡単に書いていきたいと思います。
まず、ECサイトの目的ですが、一言で表すと「売上を上げる」事になります。
当社でもいくつものECサイトを運用させていただいており、売上向上の施策を日々検討しています。
ここでは、売上向上に対する施策を少し考えたいと思います。
目標である売上を要素分解すると
売上
=①購入率×②購入単価×③訪問回数
簡単に書くと上記のような式が成り立ちます。
つまり、アクセス数を増やし、購入率を増やし、購入単価が大きければ売上が上がります。
分解した要素を少しずつ向上させる運用が重要になっていきます。
特にECサイトの運用チームとして求められるのが①の購入率だと思います。
サイトの構造を理解し、少しでも購入率があがるような施策を試していきます。
購入率についてさらに分解します。
①購入率
=商品ページ到達率×カート遷移率×カート完遂率
あくまでサイトの一部の話になりますが
サイトを訪問する(100人)
→サイトで商品を探す(50人)
→商品ページを見る(25人)
→カートへ入れる(12.5人)
→商品を購入する(6.25人)
購入率向上のカギは、それぞれの段階でユーザーの脱落を防ぐことにあります。
各段階で50%ずつ脱落していった様子になりますが、この50%を30%にするだけで
購入まで至る数は24人にまで増加します。基本的にはこの考え方を特集ページや
コンバージョンに至り得る箇所に適用し数値を図っていくことになります。
その中で極端に脱落している箇所を見つけ、その理由を考えて新しい施策を試すことの繰り返しで売上向上の要因になりうると考えています。
当然、商品や人気コンテンツなのかどうかで売上は大きく左右されます。
こういった裏側での施策で少しでも売上向上の底上げを行っていくことが
地味ですがECサイトの運用では重要なのではないでしょうか。